嫌のサインを見逃さない

レッスンでお話していると
「今までなんともなかった病院で急に震えるようになった」
「急に〇〇を嫌がるようになった」というお話を聞きます

でも皆さんが「急に」と思っているその殆どは
数カ月~数年かけて少しずつ「嫌」が蓄積されたものです

そして皆さんが見ている「嫌がって動く」「逃げようとする」
「暴れる」「噛む」という行動が出るのは
今!嫌だと感じたからではなく。
我慢の限界だよ!!というワンコ達からのメッセージです


では「嫌なんだよな~」のサインを見てみましょう

愛ちゃんをブラッシングしている所です
この動画に「嫌だ!!」「止めて」のサインが出ていますが分かりますか?

愛ちゃんは下半身(特に後肢、後ろ爪先、肛門周り)を触られるのが
好きではありません

前半上半身をブラシしている時は身体がリラックスしていますが
10~11秒で後ろ腿辺にブラシが当たった途端に
筋肉がキュッと緊張したのが分かります

しっぽの付け根も見てください
根本にキュッと力が入り肛門にピタッとくっつきましたね

その後も後ろ肢にブラシが当たると
筋肉がキュとなる時が数回あります

これが「嫌だよ」「止めて欲しいな」のサインです

ここで気づいて報酬を与えながら行ったり
力加減を緩めたり、行為を止めたりしてあげると
「あ~ ちょっと嫌だけど大丈夫だった」となるので
嫌いになることを防げます。もしくは、平気になってくれます

でも、このサインを見逃して
「やらせてくれるから嫌じゃないんだ」とフォローを怠ると

「嫌だな~嫌だな~」が蓄積されて
ある日爆発=わかりやすい行動に現れます

犬達の会話と繊細で物凄く速いスピードでなりたちます
犬語を理解するには「観察」あるのみです
ワンコからのメッセージを読む力を身につけてくださいね

我が子を守れるのは飼い主だけ

しつけ方教室を始めて10年が経ち
スクールの生徒さんもシニア犬が増えてきました
 
そうすると色々と病気も出てきて
通院した、手術したなど飼い主さんとお話する機会も増えてきました
 
大切なワンコ達が病気になったり、私もアポロをリンパ腫で亡くしたり
たくさんの経験をさせてもらっている中でお伝えしたいと感じました
 
まず、私が一番感じるのは「セカンドオピニオン」に踏み切れない飼い主さんが多いこと
人はいつもいっている病院の治療で改善されなかったら
他の病院に行ってみよう、大きな病院にいってみようと動きます

そして「病気のことは分からないから」「先生の機嫌が悪くなる」「先生に悪い」などの
理由で先生に任せます!と投げるのは止めてほしいのです
病気の話は難しいですが、解らなければわかるまで説明してください!と伝え
皆さんが解るまでお話してください。それがインフォームドコンセントです

その子の事を誰よりも理解しているのは飼い主です
そして、その子の人生に責任を持つのも飼い主です
ワンコ達は「自分はこうしたい!」意見を発することはできません
全て飼い主さんの決断にゆだねられるのです
だからこそ、その子の事を一番理解している
飼い主さんの気持ちや判断が重要なんだと私は思います

私はアポロの抗がん剤治療を「しんどそうだから一回見送りたい」と思いながら
「先生の判断にお任せします」と丸投げしました
その結果、抗がん剤を摂取し酷い副反応に苦しみながら亡くしました
 
ジュリの瞼が腫れてお岩さんのようになった時
納得のいくまで病院を回り4件目にしてようやく
「この症例、治療したことがあります」と原因が判明し
正しい治療を受け完治することができました


自分の犬の事は飼い主が一番理解している!
これは紛れもない事実です!
この事実を元にワンコ達と向き合い
ワンコ達と飼い主さんがHappyでいられることを選択してくださいね
201405280104.jpg





トレーニングは将来の準備と信頼関係構築

前回の記事でお手入れを
お互いストレスなくと紹介しましたら
タイムリーに海外の動物園で行われている
トレーニング動画を発見しました
https://fb.watch/dF3wlq-mn2/
クリッカートレーニングを経験している方なら
トレーニングの内容は理解できると思います




犬の大きさやは人にとって最高であり最悪と言われています
人にとって最高、犬にとって最悪なのですが・・


意味は人間が押さえつけたり、叩いたりできちゃうサイズ
そして、力ずくで様々なことをやっても死なないサイズや精神力というわけです
その為、人間は自分たちの都合を犬に強要してしまうのです


これが、小さな鳥類であれば
あっという間に死んでしまいます

大きな動物や水中に逃げてしまうイルカなどだと
強要することができません

なので、人はどうやったら「させてくれるかな~」と考え
麻酔を使ったりして、気を逸らしたりして
お互い安全に平和にできるように工夫します


その「工夫」は犬や猫にも必要であり有意義であることを
私達は意識しなくてはいけません


プロフィール

pup.apolo

Author:pup.apolo
愛媛県松山市で介助犬・聴導犬の育成、普及活動。家庭犬のしつけ教室を行っていますドッグフォーライフジャパンのブログです。
犬達が与えてくれる沢山の幸せ、喜びを活動日記を通してお伝えしていきます。

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