犬と別れ
今朝、ゴールデンを飼っている友人から
「亡くなった」と連絡がありました
享年8歳でした
その子はアポロの吠えで悩みまくっていた私が
辿り着いた西宮市のしつけ方教室に通う生徒さん
同じゴールデンの男の子で年も近いことから
同士のような存在でした
レッスン中に吠えまくっていたアポロが徐々に落ち着けるようになり
そのゴールデンくんは前の飼い主の虐待により心に傷を負ってましたが
友人の努力により徐々に表情が明るくなり、お互いに成長を喜んでました
1年前に心筋症を診断され余命宣言1年
寝ている間に死ぬかもしれないよと言われていたそうですが
1年以上経っても元気で、10月西宮にレッスンに行った時も
とても穏やかに過ごしていました
私は何回も犬の死に立ち合ったり、トレーナーの友人から聞いたりしてきましたが
犬達は自分の死に方、時期を決めているように思います
飼い主の手の中で息を引き取る子
飼い主が留守中に息を引き取る子
病院で亡くなる子 自宅で亡くなる子
飼い主の立場としては自宅で看取りたいと思いますが
そうでない方法を犬が選ぶのには
やはり何か理由があって
彼らは選んでいるように感じます
愛犬の余命宣言や治らない病名を告げられると
物凄く落ち込みます。そして「死」が怖くなります
でも、私は余命宣言って犬達からのプレゼントだと思っています
一緒に過ごす時間に感謝することができるし
できる範囲で後悔しないようにする準備ができるからです
人間は常に未来を見て生活してしまいます
半年後、来年、3年後も今の状況が当たり前に続くことを
前提として生活しています
でも余命1ヶ月と言われたら・・・
やりたい事を「今」やります
「今」を精一杯楽しみます
それで1カ月後も元気でいれば
また新たな1カ月後に向けて「今」を楽しめば良いのです
私は冗談で「死ぬ死ぬ詐欺」と名付けてますが
これほど騙されて嬉しいことはありません
「今」を生きている犬と
どれだけ時間を共有し、楽しみ濃厚な時間を過ごせるか
それは経験した人にしか分からない領域です
アポロと私の友達Laboくんへ
感謝を込めて・・